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受け口治療の治し方

-1.jpg毎日新聞に掲載された「受け口治療の治し方」です。
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受け口治療に関するQ&A

-2.jpgQ.反対咬合って、自然に治るでしょう?

永久歯が生える時、自然に治ることがあります。 ただし、かなり少数例です。
反対になっている下の前歯が、5~6本。逆の咬み合わせが深い。 近親に反対咬合の人がいる。

これらの場合、自然に治る可能性は、極めて少ないと考えて良いでしょう。
 

Q.永久歯がはえるまで様子見を勧められましたけど?

「・・・大丈夫ですか?」というご質問を、よく戴きます。自然に治る場合もあります。
しかし、それはかなり少数です。ご相談できる歯医者に診て貰い、セカンドオピニオン(意見)を求める事を、お勧めします。

私たちは、大半の方に、早期初期治療が必要と考えています。
 

Q.反対咬合、治した方が良いの?

不正咬合であるから、成長発育が遅れるという事は、基本的にありません。
しかし、サ行、タ行の発音に、特徴的な舌足らずのしゃべり方になる。
食べ方が、ワニの様だ。という様な特徴が現れることがあります。

しゃべり方にも、食べ方にも問題が現れます。
しかし、私たちが、治療を勧める第一の理由は、審美的な理由です。反対咬合特有の顔貌に、劣等感を感じることがあります。心の負担を軽くし、生活の質の向上が目標です。
 

Q.早く治した方が良いの?

噛み合わせを、逆のままにしておくと、下顎骨が過成長し易い状態が続きます。
下顎骨が取り返しの付かない程、大きくなってしまう前に、逆の噛み合わせは、治しておくべきです。早ければ早い程、ご本人の負担は軽くて済むと思います。

年齢が高くなると、治療法の選択肢が狭くなります。過成長し、大きくなってしまった「下顎骨を切断して縮める」という手術法も、選択肢に上がってきます。
 

Q.どうして反対咬合になるの?

口には、多くの筋肉が整然と並び、機能しています。
舌は、代表的な筋肉の固まりです。きれいな歯並びの人の舌は、嚥下(のみ込む)する時、上顎を押さえつける様に、ぴったりと収まります、しかし、反対咬合の人は、上顎には着きません。嚥下の都度、下は下顎を前方に押します。

従って、上顎は小さく、下顎は大きくなってしまうと考えられています。すなわち、口腔周囲の筋肉が正しく機能しないと、不正咬合になるという事です。
 

Q.どうやって治すの?

筋機能のアンバランスが、不正咬合を造ります。
バランスを整え、調和を取り戻せば、不正咬合は、回復します。反対咬合の原因の一つは、舌が低い位置で機能していることです。ですから、治療目標は、まず、舌を挙上して上げることです。その様に、バランスを取り戻す器具が、機能的顎矯正装置、ムーシールドです。就寝中使用します。

取り外し出来る装置ですから、上手く使えなかったり、諸条件によっては、期待する効果を得られないこともあります。主治医に充分相談の上、ムーシールドを使うことを、お勧めします。
 

Q.一度治したら、もう大丈夫?

ムーシールド治療法は、大抵の場合、およそ1年間を目標に治療します。
一度治したら、「もう大丈夫」という人が、大半です。しかし、成長がスパートする頃、再治療を必要とする場合があります。定期健診は重要です。女子は15~16歳。男子は17~18歳まで成長します。その頃まで、定期健診を続けることが理想です。
 

Q.反対咬合は遺伝する?

反対咬合は、遺伝します。
顔形は、ご両親に、似ます。残念ながら、反対咬合の家系があります。しかし、早めに対処することで、かなり改善できると、考えています。

いずれにせよ、遺伝の有る無しに関わらず、早めに、受診することを、お勧めします。